流血女神伝の最新刊を購入

何年か前の「このライトノベルがすごい」でTOP10に入ってたのをきっかけに読み始めたシリーズですが、
今の「喪の女王」編が最終章とのこと。
面白い話だったので終わるのが残念ですが、
4巻目を読んだら、まだ当分終わりそうもないのでよかったです(笑)。


前回、今回とバンディーカ女王の話がメインだったので
千人目のクナムとか女神が出てきませんでしたね。
もうどうなっちゃうのー!!と思ったところで、
先生の体調不良によりしばらくお休みなんてそんな殺生な!回復することを祈ってます。


バンディーカ女王の即位に関する経緯は、エカテリーナ2世のクーデターの話がモチーフね。
エカテリーナは正妃だけど外国人。
バンディーカは外国人じゃないけど愛妾。
ここら辺は違うけど、首謀者とか側近の女性とか、いろいろ思い当たる節はある。


このシリーズはそういうのが結構多いような気がしてます。
エティカヤの第二夫人ジィキが少女時代に女神そのものとして神殿で育ったくだりは、
ずっと前にNHKでやってたチベットだかの高原で信仰されてる女神の話まんまだったし。
女神様は神殿の外を歩いちゃいけない、歩く時はだれかに抱き上げられて、とか
初潮がきたら女神の役目を降りて、また別の少女が、とか。
多分須賀先生見たんじゃないかなとか思ってるんだけど(笑)。
テレビで見た女神様はそりゃもう無表情で怖かったよー。
先代の女神は、実家に戻って学校に行ってるってことで
すごく朗らかな普通の少女になってんで、ギャップがすごかった。
だから、ジィキやイウナの話は結構イメージがわきましたね。


エティカヤについては、まぁこれはオスマントルコですよね。
後宮とか小姓や妃が奴隷だというあたりでそう思ったんだけど。
イタリア映画のラストハーレムを見たことがあったんで、
これまた読んでてイメージがすぐ浮かびました。
お風呂の場面とか、これも先生は見た?もしかして(笑)。


そんな感じで読んでるんですけど、
肝心のルドヴィアがどこの国なのかがわかりません・・・。
神聖ローマ帝国かな・・・選帝侯とか滅んだとかいうと・・・。