華族誕生

近頃の皇室典範改正についての報道を見ていて思い出したこの本を再読。

華族誕生―名誉と体面の明治 (中公文庫)

華族誕生―名誉と体面の明治 (中公文庫)

華族がどのような基準で公侯伯子男爵になったのかということを、
詳しく解説した本です。
一覧表や基準をずらずら書いてあるので、読んでいて眠くなる本です(笑)。


それだけじゃなくて、それにまつわる小話が面白い。
最初は基準を厳格に適用して爵位を与えた為、
不満に思った某さんはこういう運動をして爵位を上げてもらった、とか
能天気な公卿の金儲けの迷案(笑)とか、
エピソードも載ってるのでお気に入りの一冊だったりする。


嵯峨家のエピソードは、この家から満州王妃になった人の自伝を
読んだことがあったので、興味深かったなぁ。
最近、歯医者の待合室ではこの本を読んでます。
あと一本親知らずを抜くのだ・・・。