ミリタリー系の二冊目を購入

先日の航空祭の興奮も覚めやらぬ中、興味深い本を見つけたので購入。

兵士を見よ (新潮文庫)

兵士を見よ (新潮文庫)

題名からするとちょっと引いてしまう本だったが、
とても面白い。
文庫本で600ページを超えるんだが、その日のうちに読了した。
そのぐらい引き込まれる本。最近読んだ中ではヒットだった。


内容は、航空自衛隊パイロットや整備士、救難隊のメンバー等への取材を元に、
それぞれのインタビュー、あるいは航空自衛隊という組織についてなどが
物語仕立ての隊員の話の合間に挿入されている、というところか。


個人的には、レーダー監視員からメディックへの転身、F転したパイロット、
あるいはアグレッサーへの異動に関する話、などが非常に興味深かった。
知識としてしっていた単語ではあったが、
詳しいことは知らなかったので、雑学としてもためになるんじゃないかと。


以前購入した本なのだが(実は小説だと思って買った・・・)

トム・クランシーの戦闘航空団解剖 (新潮文庫)

トム・クランシーの戦闘航空団解剖 (新潮文庫)

「トム クランシーの戦闘航空団解剖」は、
どちらかというとハード面が主体であり、取材内容をそのまま掲載しているのに対し、
「兵士を見よ」の方はソフト面が前面に出ており、
「読み物」として書かれている分、こちらの方が読みやすいのではないかと思われる。


・・・ま、とはいえ、基地の側に住んでいない人には
なんのこっちゃ?かもしれませんが(苦笑)。


著者の杉山氏は、陸自を書いた本で賞をとったそうでして、
海自のも出版されてるとか。
うーん、微妙だ。欲しいけども、陸とか海にはなじみがないからわからない。
米軍と空自は、自宅から飛行機が離陸するのが見えるんですけどね・・・。