36話感想

地上波の感想の続き。
運命を見てて思ったのは、「特定の人に執着してる」人間の対比が描かれてるなーと。

  • アスランのブラコン。
  • シンのシスコン。
  • レイの議長に対する絶対の忠誠?服従?あるいは信頼?

アスランは、「キラは幼馴染というより半分一緒に育った兄弟みたいなもの」という設定があって、なおかつ友達がキラしかいない世渡り下手で、弟みたく下に思っていたけれども戦争ではキラの方が強くてプライドがガタガタで、「キラは俺より今の友達が大事」だと思ってのぐちゃぐちゃな感情の上で、彼を自らの手で爆殺した過去があって(生きてたけど)。
シンは、妹が目の前で爆死して相当なトラウマを抱え、妹代わりに見えたステラの死にも関わって、何が悪いのか冷静な判断が下せなくなってる。
レイは、おそらくクルーゼ隊長とギル議長にものすごく執着してて、それは幼少時の辛い体験のせいっぽい。なんとなく、なにもかも分かっててそれでも議長の望むままに、と思ってるみたいですね。


それぞれ、あんまり執着しすぎて周りが見えなくなってる感じがしてます。
アスランは前作でその状態でしたが、今作ではまともに戻ってたと思ってたんですけれど、どうやら違ったみたいね(笑)。
自分の判断が正しいと思ってても、キラにそれを否定されちゃうと、えぇぇ?とばかりに自信がぐらつく。
でも意地みたいのがあって反発するけれども、結局は帰らざるを得ない。
今回は、議長とレイに「アスランはキラと出会ったのが不幸」と言われてましたが、そうかもねぇ。かなり依存してるようだし・・・。
しかし、レイに「アスラン自身で殺さない限り、キラは彼の心の中で生きている」とまで言われてしまいましたよ。さすが似たもの同士。真理をついてます。

というより、なんとなく、あざといマーケティング戦略の匂いがしないでもない回でした(苦笑)。

という話は置いておいて、感想いきましょう。


他の方の感想などを読んでみると、やはりミーア、アスランメイリンは高評価でした。

ミーア、彼女の選択は悲しいけれども、腹をくくった彼女のことは応援したいです。おそらく悲劇的な最後が待ってるとは思うのだけれど、女としては応援したい。
メイリン、彼女の選択「惚れた男には命掛けても!」というのもまた、腹をくくったカッコよさがあります。
「唐突じゃないか」とのご意見もありましたが、私はそうは思いません。
恋にハマるのは一瞬で十分ですよ。バスタオル一枚で保安部を追い払った彼女、普通に見えたけれど精一杯頑張ってたんだろうな。
そして、ドアをしめて思わず腰が抜けた彼女にバスローブを掛けたアスランの優しさに、トドメを刺されちゃったのかなーと(笑)。
二人ともカッコよかったよ!お姉さんは応援したい気分だよ(笑)!!!


アスランも、迷いを捨てると強いなー。というか白兵戦はやっぱり無敵。銃の腕前もレイの遥か上。


今回、前半で議長が「キラ」のことベラベラ喋ってましたが、おそらく視聴者のみなさんは「あぁ、議長、アスランの前でキラのこと言っちゃうとは・・・それは彼のブロックワードだよ・・・」と思ったのでは。
そして、やはり議長よりもキラの方が正しい気がしてきたところに「アスラン拘束命令」。捕まえようとしなきゃアスランはもうちょっとはザフトにいたのにねー。
以前ルナマリアが盗聴してたキラとカガリとの再会が、ここにきてスパイの罪状に利用されるとは、これって伏線だったのね。


で、ルナマリアよ、問題は!
彼女は、今のプラントのラクスが「偽者」だと知ってるわけよね、盗聴した時に。そのことを艦長に聞こうかとしてやめてた描写がありましたが、これも何かの伏線でしょうか・・・。