あらすじ。偏見に満ちたあらすじだよ、ごめーん。

〜以前の日記より〜  


SEEDは主人公二人が幼馴染。三年前にそれぞれ引越しをして別の国に。今は別陣営でガンダムに乗っている。双方がパイロットなのは最初から知っているのですが、戦わざるを得ないので苦悩しています。
戦闘中にも「俺のところに来い!」「行けない!友達を置いては行けないんだ!」「幼馴染より、今の友達を取るのか?!」と二人でぐるぐる。戦闘中以外でもぐるぐる。たまに会えると二人して泣きそうです。キラはアスランよりもひどい目にあっているんですが、アスランはそれを知らないのが切ない。
ま、アスラン(ヘタレなロミオ)とキラ(ジュリエット♂)の許されざる愛、もとい友情を描いていると思っていただければ・・・。

二人は4歳ぐらいから13歳までの親友。引越しで一度別れ、三年後に再会したのは、アスランが地球軍のガンダムを強奪しに来た時。たまたまガンダム工廠に迷い込んだキラは、ナイフを振り上げた敵兵がアスランでびっくりします。アスランも驚きますが、反応が遅れ、そのままいったんそこで別れてしまいます。

あぁ、このとき、アスランがキラも連れて行ってくれてたら、二人は泣くこともなかったのに・・・。

アスランもキラもコーディネーターです。
しかし、キラは中立国にいたために、なりゆきでナチュラルな友人たちを守るためにガンダムに乗り、ナチュラルのパイロットとは雲泥の差の能力ゆえに、そのまま地球軍に拉致され、「友人たちを守るのはおまえしかいない」と無言の圧力を受け結局ナチュラル側の軍に入る羽目になってしまいます。

しかし、ナチュラル軍ではキラは異質。差別あるいは溝を感じても、友人を守るために戦う、心優しい少年ですが・・・

「初めてのオンナが超性悪でコーディネーター差別主義だった」ために、ズタボロに傷ついて壊れていきます・・・。このオンナ、確信犯的に精神的にキラを追い詰めていきます。嫌なやつです。
でも「人生に疲れるとオンナに走ることもある」と製作スタッフがキラを見てしみじみ言ってたらしいです(笑)。オンナは選ばないと、キラ。

ロミオさんはヘタレなので、何度もジュリエットを奪っていける機会があったのにも関わらず、一話ではそのまま見逃し、五話では捕まえたもののうっかり手を離してしまい、その後は、戦闘の度に何度も何度も「こっちに来い!」とロミオが呼びかけますが、ジュリエットは「守らなきゃならない友人がいるから・・・」と拒絶。「なんでお前と戦わなくちゃならないのか」と二人して傷ついていきます。

アスランは一番の友達はキラだとずっと思っているので、部屋に飾ってあるキラとのツーショット写真をなでながらため息をついています。だがしかーし!アスラン!そんなことしてる場合じゃないっつーの!
その時キラは性悪オンナに精神的にいたぶられて強姦されそうになってるっつーの!・・・キラはもうボロボロです・・・。

28話で二人が再会したのは、フェンス越し。そこでアスランは、キラに昔贈ったロボット鳥が、今でも大切にされているのを見ます。周りにそれぞれの陣営の人がいたため、名前を呼ぶことも叶いません。それでもキラは「昔、大事な友達にもらった大事なものなんだ」とちゃんと言います。
これでアスランの傷も大分やわらいだようです。キラもちゃんと言えて良かったね。直前では奈落の底に穴をあけてめり込んでいましたからね。

が、直後にそれぞれをかばったそれぞれの友人をお互いに殺してしまい、二人の仲は徹底的に壊れます。憎むようになります・・・そして、激闘の末、アスランはキラのガンダムを捕捉。自爆モードを起動させた後、脱出。キラは脱出するアスランをコックピットの中で見てしまいます・・・そして両機大破。

アスラン・・・あんた、心中するならまだしも、一人だけ逃げるってどーいうことだ!

結局、二人とも大怪我を負うものの、なんとか助かります。アスランはオーブの姫カガリに助けられます。カガリはキラとは知り合いで、キラを助けに来てたんですが、浜辺で倒れていたのはアスランの方。
「なんで俺だけ生きてるんだ?」と号泣するアスランをみて驚くカガリアスランとは以前戦場で会ったことがあって、アスランが結構いいやつだと知っていたカガリは、事情を知って、二人を思って泣きます・・・。
一方のキラは、アスランの婚約者ラクスに助けられて、プラント(ザフトの本国)へ。友達をアスランに殺されたこと、ほんとのところではアスランが自分を殺したりするはずがないと思っていたのにも関わらず、アスランに殺されたこと(なんとか助かったけど)、しかもアスランがキラを残して脱出した瞬間を目撃してしまったこと・・・。キラは重症負い、精神に傷を負い、しばらく静養することに。
この件は、二人の間に大きな傷を残しました・・・。

傷がいえたキラは決意を新たに、今度はザフト側のガンダム新型を強奪し、自分の所属する部隊に復帰。アスランはその新型を取り返すために、同じ新型の二番機を持ってガンダムを追い、そこで死んだと思っていたキラを見つけます。
すべての争いを終わらせるため、なにかできないか、とキラに言われ、もう二度と幼馴染と争いたくないアスランもそれに賛同。激闘の末に双方の戦力を破壊、なんとか停戦に持ち込むのでした・・・。